○川崎町総合災害補償規程
平成23年6月27日
告示第7号
この規程は、全国町村会総合賠償補償保険に加入することに伴い、川崎町(以下「甲」という。)が設置する学校の管理下にある者又は、主催する社会体育活動、社会文化活動、社会福祉活動、社会奉仕活動その他甲が主催する活動及び行事等に参加中の者が身体に傷害を被り、その直接の結果として死亡した場合若しくは後遺障害を生じた場合又は傷害により入院、通院した場合の補償に関して定める。
(補償する対象)
第1条 甲は、自己が設置する学校の管理下にある者又は自己が主催する社会体育活動、社会文化活動、社会福祉活動、社会奉仕活動及び甲が主催する各種行事等に参加中の者が急激かつ偶然な外来の事故(以下「事故」という。)に起因して身体に傷害を被り、その直接の結果として死亡した場合、若しくは後遺障害(身体の一部を失い、又はその機能に重大な障害を永久に残した状態をいう。以下同様とする。)を生じた場合又は入院、通院した場合、当該参加者(以下「被災者」という。)又はその者の相続人に対し、川崎町総合災害補償規程(以下「規程」という。)に従い補償を行う。
2 前項に定める傷害には、身体外部から有毒ガス又は有毒物質を偶然かつ一時的に吸入又は摂取したときに急激に生ずる中毒症状(継続的に吸入、吸収又は摂取した結果生ずる中毒症状を除く。)を含む。ただし、細菌性中毒及びウイルス性食中毒は含まない。
3 本規定において「参加中」とは、次の各号の要件を満たす行事等の所定の集合場所及び解散場所と被災者の通常の経路往復中を含む。
(1) 行事に参加する目的を持って住居を出発する前に、甲が備える被保険者名簿においてその氏名が記載されている者に限る。
(2) 所定の集合場所、解散場所は、甲の備える資料により確定しているものに限る。
(補償金額と補償基準)
第2条 甲は、別表に定める給付額を補償金として、被災者又はその者の相続人に支払うものとする。ただし、学校の管理下にある児童・生徒については、入院補償給付金及び通院補償給付金は対象とならない。
(補償金を支払わない場合)
第3条 甲は、直接であると間接であるとを問わず、次の各号に掲げる事由により被災者が身体に傷害を被り、その直接の結果として死亡した場合、後遺障害を生じた場合又は入院、通院した場合においては、補償金を支払わないものとする。
(1) 被災者の故意又は重大な過失
(2) 規程に基づき、死亡給付金を受け取るべき者の故意又は重大な過失。ただし、その者が死亡給付金の一部の受取人である場合は、給付金を支払わないのは、その者が受け取るべき金額に限る。
(3) 被災者の自殺行為、犯罪行為又は闘争行為。ただし、給付金を支払わないのは、その被災者の被った傷害に限る。
(4) 被災者の脳疾患、疾病又は心神喪失。ただし、給付金を支払わないのは、その被災者の被った傷害に限る。
(5) 被災者の妊娠、出産、早産又は流産
(6) 被災者に対する外科的手術、その他の医療処置。ただし、外科的手術、その他の医療処置によって生じた傷害が、給付金を支払うべき傷害の治療によるものである場合は、給付金を支払うものとする。
(7) 大気汚染、水質汚濁等の環境汚染。ただし、環境汚染の発生が不測かつ突発的事故による場合は、この限りでない。
(8) 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱、その他これらに類する事変若しくは暴動(群集又は多数の者の集団の行動により、全国又は一部の地域において著しく平穏が害され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいう。)又はこれらに随伴して生じた事故若しくはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
(9) 地震、噴火、若しくは津波又はこれらに随伴して生じた事故若しくはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
(10) 核燃料物質(使用済み燃料を含む。以下同様とする。)若しくは核燃料物質によって汚染された物(原子核分裂生成物を含む。)の放射性、爆発性その他の有毒な特性若しくはこれらの特性による事故又はこれらに随伴して生じた事故若しくはこれらに伴う秩序の混乱に基づいて生じた事故
(11) 前号以外の放射線照射又は放射能汚染
(12) スポーツを職業又は職務とする者が職業上又は職務上行うスポーツ活動中に被った事故
(13) 被災者が法令によって定められた運転資格(運転する地における法令によるものをいう。)を持たないで、又は道路交通法(昭和35年法律第105号)第65条第1項に定める酒気を帯びた状態で自動車又は原動機付自転車を運転している間の事故
2 前項の他、頸部症候群(いわゆる「むちうち症」)、腰痛などで医学的他覚所見の無いものに対しては、補償金は支払わないものとする。
(1) 甲の業務に従事中の甲の使用人(甲が甲の公務遂行の為、委嘱した者で公務災害補償又はこれに準ずる補償を受ける者を含む。)
(2) 運動競技を行うことを目的として組織されたアマチュア・スポーツ団体で高等学校・高等専門学校・大学(短期大学を含む。)の学生・生徒、官公署・会社等の社会人により構成された体育部・競技部・運動クラブ等の団体管理下のスポーツ活動に参加中の当該団体の構成員
(準用規定)
第5条 この規程に規定していない事項については、「全国町村会賠償責任保険契約及び災害補償保険契約特約書」、「災害補償保険普通保険約款」、「スポーツ災害補償特約」、「学校管理下災害補償特約」、「施設災害補償特約」、「入院医療補償保険金および通院医療補償保険金の支払いに関する特約」、「死亡補償保険金、後遺障害補償のみ支払特約」の規定を準用する。
附則
この規程は、公布の日から施行する。
別表
区分 | 給付額(最高) | |||
死亡給付金 | 500万円 | |||
後遺障害給付金 | 災害補償保険普通保険約款の定めにより 15万円~500万円 | |||
医療保障給付金 | 入院日数 | 給付額 | 通院日数 | 給付額 |
1日~5日 | 1万円 | 6日~15日 | 1万円 | |
6日~15日 | 3万円 | 16日~30日 | 3万円 | |
16日~30日 | 6万円 | 31日~60日 | 4.5万円 | |
31日~60日 | 9万円 | 61日以上 | 6万円 | |
61日~90日 | 12万円 |
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91日以上 | 15万円 |
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