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教育長インタビュー
川崎町教育長森 秀二

「地域で育って、地域に貢献する」
スポーツが盛んで元気な町であることが魅力。
子どもたちも元気で明るく、パワーがある。

小学校の校長などを歴任されていた森教育長。
川崎町の教育、そして子ども達についてお話を伺いました。

教育長が思う、町の魅力を教えてください

 文化、スポーツを問わず、地域の皆さんがとても精力的に活動されているところがいいですね。「地域で育って、地域に貢献する」という意識の高さがあります。そのような大人が多いことは、とても素晴らしいことです。

 スポーツに関しては、川崎町民運動公園には、テニスコート、野球場、グラウンド、プール、体育館が広大な敷地内にまとまっており、田川地区でも有数のスポーツ施設です。町内外問わず利用者も多いです。人口が減ったため、以前よりサークルは少なくなっていますが、スポーツが盛んで元気な町であることが魅力だと感じています。

教育長からみた子どもたちの印象を教えてください

  元気で明るく、パワーがあるように感じます。スポーツをしている子も多く、格闘技をはじめ、幅広い競技をしているので素晴らしいと思います。中学校の部活動なども力をいれたいですね。このパワーややる気をずっと持ち続けて、地域貢献できる人材になってほしいと思っています。

教育分野について、今後の取り組みを教えてください

 まずは、学力の向上をめざしています。
 小学校から中学校に進学すると、環境はもちろん、勉強方法もがらりと変わってきます。小学校までは担任が全教科の授業を担うことが多いので、児童の強み・弱みを把握しやすく、学力に沿った課題を与えます。しかし、中学校では、各教科で指導する先生が異なるため、担任が把握しにくいという点があります。そのため、「自学」が重要になってきますが、なかなかそこが難しいところです。いわゆる「中一ギャップ※」問題です。そのギャップを埋め、できるだけ早く中学校の環境になじめるよう、小・中学校で連携して取り組んでいきたいです。

 また、ICT教育にも力を入れていきます。現在は、家庭でも学習ができるよう、タブレット端末が配布されていますが、学校のICT環境も整えていく予定です。
 そのほかに、図書室をはじめとした学習環境も整備します。図書室は義務教育期に非常に大切な役割を担いますので、学校の学習環境を整えることも大事だと考えます。

※中1ギャップとは、小学校を卒業して中学校へ進学した際、これまでの小学校生活とは異なる新しい環境や生活スタイルなどになじめず、授業についていけなくなったり、不登校やいじめが起こったりする現象のこと

社会教育分野について、今後の取り組みを教えてください

 今年度から取り組んでいる公民館活動に力を入れていきたいと考えています。町全域に裾野を広げていきたいです。
 また、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっていますが、「放課後学びっこ教室」などを通して、学校と社会教育の連携を進めるべく、早く再開できればと思っています。

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